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親鸞聖人の教えとの出遇い|浄土真宗親鸞会

こみあげてくる、表現しがたい幸せ

 子供たちが、大学を卒業するまで、とにかくがんばって働こう、これひとつが当面 の課題であった私に、親鸞聖人のみ教えが伝えられたのは、就職したばかりの会社にも慣れ、離婚という一大決心をして始まった母子3人の生活が、少しずつ落ち着いてきた頃でした。

 大学入学後、間もなく親鸞聖人のみ教えを知らされた息子は、浪人生活に入っていた妹に、すぐ伝えたのでした。2人が私に語り始めたことは、人は何のために生きるのか、すべての人にとって生きる目的がある、ということでした。

 それまで、生徒を信用できず管理ばかりが厳しい中学校の様子や、人間にとって本当の幸せとは何か……などと、もともと時間を忘れてよく話し合ってきた母子関係でしたので、その延長のように仏法の話も始まっていきました。しかし私には、まだまだ一人親としての責任感で張りつめたものがあったからでしょうか、何やらやたら重い話に疲れを感じることがしばしばで、話としてはとてもよく分かるけど……というのが率直な感想でした。

 学生時代から親しんできたコーラスや、山歩きに心が向き、楽しみ始めていた私に、穏やかに、しかし真剣な様子で、働くことが人生の目的なら、生まれつき身体が不自由で働けない人はどうなのか、子供を持たない人もあるのに、子育てが人生の目的というのも納得できないと、話してくれました。子育てと仕事が課題であった私に、この言葉は突き刺さりました。

 本当の幸せになってほしいという子供たちの真剣な願いによって、深いみ教えに、徐々に、抵抗なく導かれていったのでした。

 現在どんなに満たされていても、やがてすべての幸せが崩れる時がくる、必ず。誰もが持っている近未来のぼんやりした不安は100%確実な臨終に知らされる、はっきりと。しかし時すでに遅く、絶望あるのみ。

 人間に生まれたことは有り難く、仏法を聞かせていただけることはなお有り難いことでした。真実の仏法に出会ってから、私が本当に出会いたかったのは、これだったと知らされるとは……。聞けば聞くほど、とてつもなく深さの知れない深さが知らされ、喜びがじわじわと込み上げてくる、表現しがたい幸せです。不思議な力に思いを致すばかりです。

 偉大な聖者、釈尊の名を知らない人はありませんが、そのみ教えを正しく知る人はありません。

 何よりも驚いたことは、生きている人に、人生の目的ひとつが説かれているのが本当の仏法であった、ということでした。

 今は、本当に、心豊かで充実した毎日を送っています。

 


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