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親鸞聖人の教えとの出遇い|浄土真宗親鸞会

助かった命、喜べなかった
   聖人のみ教えで、人生が大転換

 昭和53年私は、香川県に生を受け、人生の大空へ舞い上がりました。順風満帆、快適な旅でした。

 幼いころから絵をかき、物を作ることが大好きだった私は、アーティストになりたい、その夢を追いかけ、岡山県の芸術大学へ入学しました。

 絵画、日本画、彫刻、映像と学び、スポーツ、バイク、恋愛、夢中になりました。毎日が楽しかった。いつも最高の時間を過ごしている、つもりでした。

 

 そんな18歳のある朝、バイクで交差点を通過しようとした、その時、2トン半のトラックが突っ込んできたのです。その日までの私の生活は、一瞬で終わりました。

 脳内出血、脳挫傷。左手の神経は引きちぎれ、足は粉砕骨折。一ヵ月間意識はありませんでした。「もし、意識が戻ったとしても、言語障害、失明を覚悟せねばなりません」。医者は両親にそう言ったそうです。

 度重なる手術・検査・リハビリの毎日でした。高校時代、柔道部で鍛えた体はやせ細り、足に力は入らない。階段の上り下りすらままならないのです。そして左手の激しい痛みは途絶えたことがありません。

「悔しい、カッコわりぃ……。オレはまだまだ、生きなきゃならんのか……」

 しかし、障害に負け続けることが怖くなった私は、退院後大学へ戻り、映像製作に没頭しました。カメラを回し、大道具を準備し、過酷な撮影も連日こなしました。やがて、作品は、教授に認められるようになったのです。

 が、4回生となり就職を前にし、私の自信は、打ち砕かれました。何よりも効率が優先される社会。そんな社会に対して、ハンディキャップを持った私は、どうすることもできなかったのです。

 そんな矢先、2年間つきあった彼女とも失恋。今まで築き上げてきたものが、どんどんブチ壊されていきました。

「一体、オレは何をしているんだ!?どんなに頑張っても一生、この痛み、苦しみからは逃げれられない……なのに必死で頑張ってこの先に何があるんだ?」

「死ぬほどの事故に遭いながら、助かった命なんて喜べない」

 私はもう、一歩も前に、進めなくなってしまいました。

 そんな時、母が私に差し出した1冊の本、それが高森先生のご著書だったのです。人は、なぜ生きねばならないのか?今まで考えたことない。

 天下を取った豊臣秀吉の一生が夢のまた夢? 

 重荷を下ろせないままの家康!

 降り立つ飛行場を知らずに飛び続ける飛行機、私のことじゃないか!!私の乗った飛行機に着陸地はない!

 何なんだこの本は……!

 この本を書かれた先生にお会いしたい。親鸞聖人の教えが聞きたい。今年の1月4日、私は豪雪の富山へ向かっていました。

「阿弥陀仏の本願に救い摂られ、一切の苦しみが 喜びに転じ変わる時がある。絶対の幸福がある」

 ご説法は全身に響きました。高森先生は、私が来ていることを、知っておられるかのようでした。

 あの時、事故で死ななかったことが、不思議です。

 今ここに、立っていることが不思議です。

 本当にありえないことがあるのです。

 電信柱に花が咲き、焼いた鰯が泳ぎだす!そんなことがあったとしても、それがなんでしょう。ここに、不思議な不思議な、仏法不思議があるのです。それを知らされた私は、大変な幸せ者です。


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