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親鸞聖人の教えとの出遇い|浄土真宗親鸞会

生命が輝いている

「僕さ、警察官になるんだ。そして、トップまで登りつめるのが、夢なんだ」。そう友人に語ったのは、高校2年の、夏でした。翌年、友人から、年賀状が届きました。一緒にサッカー部で活動していた、キャプテンのT君からです。

 そこにあったメッセージが、「トップになって、その後、どうするの?」というものでした。無性に悔しい気持ちになったと同時に、暗澹たる思いがいたしました。

 ひょっとして、オレは、アホなのではなかろうか。全然、人生ってものを考えていないのではなかろうか……。

 小・中・高の間、サッカーに打ち込み、勉強もそこそこ頑張って、「オレは、スポーツと勉強の両立を果たしているのだ」という誇りを持っていた私は、「自分は、アホで、何も考えていない」なんて認めたくはありませんでした。

 しかし、考えれば考えるほど、将来について、自分自身について、何も考えていないのでは、何も知らないのではないか、という恐れは強くなってきました。

 時あたかも、受験戦争の始まり。法学部を目指した私は、必死の勉強の真っ只中です。人生や将来に対する不安は、まるでなくなったかのようでした。

 充実しているつもり。頑張っているつもりでした。、浪人生活となってからも、朝から晩まで、ひたすら、予備校の自習室にこもり、勉強、勉強、勉強。そしてとうとう、大学に合格。努力が報われた喜びは、本当に、格別のものでした。

 ところが1週間もしないうちに、以前感じた人生に対する漠然としたむなしさが、頭をもたげ始めたのです。

「このままで、いいのか」「本当に、目の前のことに没頭するばかりの人生で、いいのか」。何か、答えを探したい、そういう答えを、今求めるべきではないか、と思った私は、「旅をすれば、何かが見つかる」という漠然とした思いから、 中国へ一人旅に行こう、と思い、一人で中国の街を、どこへ行くともなく歩きながら、考えました。

「自分は何を求めているのか。仕事か、能力か、恋人か、家族か……。何を手に入れれば、満足か。日本の人は、物質には恵まれているが、人とのつながりが希薄で、寂しそう。中国の人は、人とのつながりは恵まれているようだが、貧しくて、つらそう」

 そんなことぐらいしか、見えてこなくて、自分自身は、どういうものを求めているのか、ますます分からなくなりました。そんな私が、初めて「本当の人生の目的」を聞かせていただいたのが、4月の初めでした。「人生に目的がある」「確かめてみないか」と自信いっぱい語る先輩を見て、最初は疑いいっぱい、反発ばかりが出てきました。

 しかし、親鸞聖人のお言葉を次から次へと聞かせていただくと、晴れて、大満足の明らかな世界、苦悩の根元が断ち切られた、光り輝く人生、人間に生まれてきてよかった!の生命の大歓喜が、あるではないか!!

 驚きました。揺るぎなき確信と勇気をもって、簡潔で、鮮やかに、その絶対の世界が表現されている……。

 なぜそんな世界に出られるのか、どういう世界なのか、聞けば聞くほど、理路整然としていることになお驚きました。後生に一大事を抱えているから、金を得ても、財を築いても、家族を得ても、心からの安心も満足もない。この後生の一大事を、生きている今、はっきり解決するのが、人生の目的だ、と知らされた時、どこに向かえばよいか、どこにぶつければよいか、わだかまりばかりだったエネルギーは、ここに燃やすのだ!!とハッキリいたしました。

 自分の生命が、本当に輝いている、生きている、という幸せを、いつも感じずにおれません。

 知らされた喜びを胸に、こんな広大無辺な世界が、あるのだぞ!!
 この素晴らしい仏法を、お伝えしたいと思います。


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